ベジタリアンになるのであればレンズ豆を心底好きにならなきゃいけない。そうでなきゃやってられない。
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すべての壁は屋根が落ちないなら(どれだって)すごい。
※All walls are great if the roof doesn't fall…Björkと一緒に歌った“I've seen it all”の歌詞に同じ言葉がある
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父に言われたのは人は気がふれてしまうこともあると覚悟しておけ、ということ。それは事実にほかならないと思い込むよう常に期待されていた。人に対して強く疑念を抱くこと、人を信用してはいけないと父は僕に教えようとしていた。子供に対してちょっと大げさ過ぎたと思う。僕はそれを直さなきゃならなかった。
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より良いことは人を信じようと試みること、誤りを暴き立てられるまで。
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歌うことを始めたのは他に歌うやつが見当たらなかったから。頼んだやつらはみんなどうしようもないバカばっかりだった。
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二万人の観衆はひとつの大きな塊みたいにも見える、だけど実際、ステージの上を歩いていって10分以内に彼らが発するものを感じ取れるかっていうのは本当に興味深いことなんだ。
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僕らが最初にR.E.M.のサポートを始めたとき、客がディナーにチキンをオーダーしてる場所でライブをしたことがあって、それはちょっと頭にきた。
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僕は長い間病院にいた、子供の頃に。左目が閉じた状態で生まれたから、まぶたが開くように尻から筋肉の組織を取って移植しなければならなかった。それで4、5回手術を受けた、すごく小さい頃から。5歳の頃には駄々をこねていたようだ。「ね、やらなきゃいけないんだよ」「やってくれたら何でも好きな物を買ってあげる、ね?何が欲しい?」なんて親が言うもんだから、僕は「赤いトラックスーツが欲しい」って言って、それを買ってもらった、上下セットで。病院に戻るのがすごくうれしかった、全身麻酔をかけられて目が覚めたら至るところで吐いてしまうってわかってても。その赤いトラックスーツが大好きだった。自分にはもう小さすぎておかしく見えるまでその赤いトラックスーツを着てた。
※赤いトラックスーツ…恐らく彼は70年代に放送されていたテレビドラマ“The Six Million Dollar Man(600万ドルの男)”を子供の頃に好んで観ていたのだろう。アメリカ空軍のパイロットで宇宙飛行士として月にも行ったことがある主人公スティーブ・オースティン大佐はテスト機の実験中に事故に遭い、命は取り留めたが左目を失明、右腕・両足不随となる重傷を負うが、改造手術を受けてサイボーグ(バイオニック・マン)となり政府の秘密情報機関のエージェントとして活躍する。赤いトラックスーツを着た姿が代表的なイメージで、当時発売されていた人形なども赤いトラックスーツを着ている。トムは過去のインタビューでも自分の目の手術について「“bionic eye”(バイオニック・アイ-サイボーグの目)みたいに」と語っている。
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敬意とはもし誰かと政治的なことで言い争いになったら、政治家をファシストだと言って切り捨てる前にちょっと振り返って、いったい彼らはどのようにしてこの完全なる無知と愚かさに屈したのか考えてみるんだ。
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学生の頃銀行にずっとクレジットカードを止められてた。しつこいチェックを止められなかったみたいで。いつも銀行と電話してた。すごく満足した日は、大きなレコードの契約にサインした後で銀行へ行って借金を全部払ってやったとき。机の向こうから出てきて握手してきた銀行家にfuck off(失せろ、クソ食らえ)って言ってやった。どんな反応だったかって?彼はそんなことには慣れきってたんじゃないかな。
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いつもATMへ行っていくら欲しいのか訊かれると「お前にできる最大限をよこせ」って言うよ。
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街の本屋に行ったら詩集を3、4冊手に入れて、コーヒー・ショップで座ってしばらくそれを読み耽る。運動の前に筋肉を解きほぐすみたいに。
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祖父は田舎にある僕らの家にやってくると、よく自転車をひとつ借りて姿を消したもんだった。暗くなってから帰ってくるんだけど、どこに行っていたのか僕らにはわからなかった。もし彼が誰かと偶然会ったら良いナイトクラブはどこにあるか尋ねただろう。そんなことを90になってもやってたよ。
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僕はもう失望なんて感じない。でも時が過ぎていくことにプレッシャーをすごく感じる。
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ある日、息子と座っていて息子の11歳の友達もいた、僕は「よし、算数をやろう。生まれてから何秒経ってるか計算してみるんだ」って言ってみた。しばらく時間がかかったけど、(答えに)辿り着いたよ。
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子供は気分を軽くして愉快でいることを教えてくれる、当時はあまり楽ではなかったから、それはとても役に立った。彼らはそのための恩恵だったよ。
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長い間に渡って人が病むのは自分の意見はもう固まっていて変えられない、自分の思考に責任を持たなければならないと思い込んでしまうせいだと思う。だけど実際は-僕が見るに-思考とは心に風が吹き抜けることだ。
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長い時間を要する、観衆が月曜の夜に寛ぐには。
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人生に空白を作るんだ。息継ぎをすること。ちゃんと休むこと。
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欲しいものをすべて手に入れること-どんなこととも関係がない。
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もし僕らが表舞台に出てヒット曲とかくだらないやつをやっていたら、物事についてまったく違ったことを感じていただろう。でも僕らは新しいことをやってる、そして実際は演奏するのがすごく難しいものもある。2万人もの人たちが僕らのかなり狂っててラジオでは流れないような音楽をやるのを観に来るっていうのは…良いことだね、うん。フェニックスでやったときEdと僕はステージを降りてお互い顔を見合わせたんだよ。あれ見たか?って。
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想像できない、20年先のことなんて、だって僕は今ここにいるんだし。
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